私の職場のシューズ売り場で感じるシリーズ第二弾。
耳は聞くための器官だけど、聞く耳持ってない人はたくさんいるな~って印象です。
Contents
聞く耳は聞かない耳へ
ある意味での老化現象なんですかね~(゚∀゚)
耳が遠くて聞こえにくいという訳ではなく、助言に耳を傾けないということ。
年を重ねて経験豊富だから、若造のいうことは聞かない。ということでしょうか…
靴について、スタッフを呼んでおいて、丁寧にお答えしても聞く耳はなし!
私はなんのために小走りでやってきたのでしょうか…
少しむなしくなります(*´Д`)
基本的な靴の選び方
運動用の靴についてですが、靴の選び方って知ってますか?
意外に知らない方が多くて、特にご高齢の女性は「小さい靴が女性らしい」と考えが多いです。
シューズ売り場で務めるまで、小さい足(中国のテン足のような)が女性らしいという考えは、大昔の話だと思っていました。
「靴が歩いてるみたい」「男みたい」「不格好でよくない」
こんな感じ方の年配者の多いこと(*´Д`)
でもって、大多数が『外反母指』(がいはんぼし)・『内反小趾』(ないはんしょうし)で困ってるんです。
正しい靴のサイズは、売り場でしっかり図ってもらうのが一番ですが、
- 靴を履いて、かかとコンコンしてフィットさせ、つま先を1㎝ほど余らせる。
- 足の甲全体が優しく包まれているぐらいの締め付け。
これだけでいいんです!
何も難しくなく、履いてみて心地いい靴がベストなんです。
年配の方の靴選びの特徴
でも、1㎝あまらすのが嫌、しっかり締めないと転ぶ、デザイン重視!!!!
ってことで、ワンサイズ小さく、横幅の狭いタイプを選ぶ。
スタッフが助言やお試し履きをススメても、聞くふりして流す。
結局のところ、足のトラブルは我慢する。
これが何を意味するかわかっているのでしょうか?(;゚Д゚)
≪結果≫
- 足痛いから靴履くのが億劫
- 運動不足・筋力低下が加速
- しょうがないからスリッパを履く
- かかとが不安定になり、外反母趾または内反小趾のため踏ん張りがききずらく歩き方悪くなる
- ひざ痛、腰痛が酷くなるか、もしくは転倒
- 寝たきりの一歩手前、もしくは寝たきり
恐ろしい!恐ろしすぎです((+_+))
自分の両親には「ピンピンコロリ」を推奨しているので、結末がこわすぎて、介護負担がこわすぎて、
来店している年配の方よりも、その子ども達の為にも、ちゃんと靴を選んでもらおうとお話します。
やっぱり聞く耳もたず
そうなんですよ…
足のために、せめて!せめて横幅広めにしてください!!(ノД`)・゜・。
と言っても、「う~ん…」と悩んだ挙句、やっぱりスマートなタイプを好む。
もうしょうがないです。私にはどうすることもできません…
結局は、お金出すのはお客様ですから(*´Д`)
でも、よくよく観察していると、お子さんと靴選びしている方は、比較的娘さんのいう事を聞いてます。
ので、ご高齢のご両親が靴を検討していると知ったら、一緒について行ってあげてください。
足のトラブルを改善できる手段があるのに、意固地に間違った靴を履き続けるのは足が可哀そう…
いっそのこと、「お売りできません」っと言ってしまいたい( ;∀;)
素直な方は靴以外でもお得がいっぱい
そもそも、素直な方は足のトラブル自体が少ない印象です。
足にトラブルが発生してしまい、改善したくてシューズを選ぶ方は、まずスタッフに聞き、素直にお試し履きしています。
『まずは試してみる』という姿勢がとても心地よく、私たちスタッフも親身になって、納得いくまで靴選びをお手伝いできる。
また、スタッフも楽しく接客できたのが嬉しくて、少し割引やポイントサービス・景品サービスをしちゃおっかな~っとなります( *´艸`)
※履いてみた感じが一番大切だったりするので、お試し履( *´艸`)きはとても重要です!
そして、店員と顔見知りになるので、次回も靴選びがしやすくなります。
毎日数十人とお客さんを相手にするスタッフが、付きっ切りでお手伝いをするのは、当たり前ではありません。
ですが、素直に聞いてくれる方にはこちらも親切に対応したくなります♪
人生の秘訣とは?
やっぱり聞く耳をもつことと素直さなのかな~っと感じるのです(*’▽’)
バカ正直にほいほい聞くのとはちがいますよ。
聞いて、考えて、受け入れる。
それが、受け入れられない時は、「ここが違うと思う」と意思を伝える。
また聞く、考える。
意見が違うのは良いのです。
結局のところ、思っていることを素直に伝えあうコミュニケーションが重要!
シューズ売り場で、高齢者から学んだことです(‘ω’)ノ